平成の次の元号は、「令和」(れいわ)となることが決定しました。
この「令和」の読み方は、頭高型(「明治」と同じ)か平板型(「昭和」と同じ)か、どちらが正しいのでしょうか?
今回は、令和のアクセント、イントネーションについて調べた結果と、今後の予想を紹介します。
内閣府によれば、「どちらでも良い」
内閣府の担当者は、J-CASTニュースの取材に次のように回答したそうです。
「『元号法』および『元号の読み方に関する告示』にもとづいて定めているのは、あくまでも漢字とその読み仮名だけであり、アクセント(イントネーション)についての決まりはありません。ですので、自由に発音していただいて構いません」
令和の発音、語頭にアクセント?それとも平板? 内閣府に聞いてみた
読み仮名は「れいわ」だがアクセントは自由とのこと。
つまり、頭高型も平板型も正しいということです。
世代によってイントネーションが異なりそう
私の感覚では、頭高型は比較的年配の層で、平板型は若い層で流行りそうな気がします。
頭高型の支持理由を推測
新元号発表時の官房長官や同日の総理の会見では、語頭にアクセントがついていました。
そのため、これらの会見を見て新元号を初めて知ったという人は、頭高型のイントネーションを使うようになる気がします。
また、頭高型の方が話の中で強調されるため、偉い人たち(年配の層)はこの発音を使うものと思われます。
平板型の支持理由を推測
一方、新元号を最初に知ったのが活字のだった場合、平板型になりそうな気がします。
私はこのタイプでした。
若者の間でよく使われる、近年出てきた3音の言葉は、ほぼ平板型です。
例えば、「スマホ」や「ソシャゲ」などです。
これらは外来語やその略称ですが、これらの言葉を聞き慣れた若い世代の人にとっては、新しく出てきた「れいわ」という単語も、このパターンに当てはめられると思います。
余計なマナーが増えそう
内閣府の回答にあるように、「令和」のイントネーションは特に決まっていません。
しかし、マナー講師という人たちはこういうところに目をつけて、「令和の正式な発音は頭高です。公の場で平板型で発音するのは失礼です」などと言い出しそうな気がします。
今のところそんなことはありませんが。
まとめ
新元号「令和」のイントネーションに決まりはありません。
これも、多様性を受け入れるということなのでしょう。
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