これまで何人かプログラミング初心者の方を見てきましたが、私が「こうしたらいいのに」と思っていたことを書いていきます。
習うより慣れろ
あれこれと様々な教材に手を出すのではなく、まずは一つの教材で学習を進めましょう。
その際、「今ひとつよく分からないから先に進めない」という人もいます。
プログラミング言語というように、プログラミングの初期段階では言葉の学習という要素が入ってきます。
そのため、プログラミングも時間をかけるにつれて、少しずつ使い方やニュアンスなどが分かってきます。
ただ書き写すのはやめよう
大抵のサンプルコードはそのままコピー&ペーストすれば実行できてしまいます。
しかし、それだけでは本当に自分のやりたいことができません。
大切なのは何のために書かれているのか、何をしているのかを理解することです。
その理解を深めるためには、正常に動作しているコードの一部を書き換えたり、コメントアウトしたりしてどんな動作になるか確認することが有効です。
エラーメッセージを読もう
「エラーが出た→人に聞こう」ではいつまで経ってもレベルアップできません。
エラーメッセージには様々な情報が含まれており、プログラムを書ける人は必ずそれを読んで修正します。
エラーメッセージの英語は難しくないので、言い回しに慣れれば内容はすぐに理解できます。
初めて出会うエラーメッセージの場合は翻訳してもいいですが、英語のままコピーして貼り付けてWeb上で検索すると、そのエラーの解消法が見つかります。
まずは1つのプログラミング言語をマスターする
私は学生時代に必修科目でC言語を学び、研究のデータ解析ではC++を使用しました。
新人研修ではJavaを学びましたが、業務はRubyでした。
言語は違いますが、どれもプログラミングの考え方は同じなので、新しい言語を覚えるのにそれほど苦労はしませんでした。
そのため、最初からあれこれ手を出すのではなく、まずは何か一つの言語をマスターし、その後、必要に応じて別のプログラミング言語を学習すれば良いです。
プログラミング教育の父と呼ばれる故シーモア・パパート氏によれば、「本当の知識は実体験から得られる」とのことです。
ぜひご自身で手を動かして、プログラミングの世界を楽しみましょう。
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