吹奏楽などでほかの楽器と合わせて演奏するときには、ピッチを合わせます。
ピッチを合わせないと「ゥワンゥワン」というような「うなり」が発生します。
「うなり」は物理現象の一つですが、どのようにして発生するのでしょうか。
音は波
音は空気などによって伝わる疎密波(密度の変化が伝わる波)です。
ただし、ここでいう波は、海で発生する波とは異なる現象です。
音量は振幅の大きさ
音の大きさは、振幅の大きさに対応します。
振幅が大きいほど、大きな音になります。
音の高さは振動数(周波数)で変わる
音の高さは振動数(周波数)で変わります。
振動数が大きいほど高い音です。
人間の耳に聞こえる振動数は、20Hz-20kHzです。
波は重ね合わせられる
複数の波を重ね合わせることができます。
複数の波が重なるとき、山どうし、谷どうしは強め合って振幅が大きくなり、山と谷は弱め合って振幅が小さくなります。
振動数がわずかに異なる波を重ね合わせると「うなり」が生じる
振動数がわずかに異なる波を重ね合わせると、強め合いと弱め合いが周期的にできあがります。
これがうなりです。
うなりの周期は、重ね合わせた波の振動数の差で決まります。
2つの波の振動数の差が1Hzの場合、うなりの周波数は1Hz(1秒間に1回うなりが聞こえる)になります。
わずかにというけれど
うなりが発生する原理を紹介しました。
振動数がわずかに異なる場合に観測されると言いますが、わずかにとはどれくらいなんでしょうね。
ちょっと検索しただけでは分かりませんでした。
知っている方がいれば教えてもらいたいです。
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