先日、財務省から発表があり、2024年度上期に紙幣が刷新されることとなりました。
財務省ホームページには、一万円札、五千円札、千円札のデザイン変更が発表される中、二千円札についての言及がありませんでした。
マスメディアの報道によれば「現在のデザインを維持する見通し」だそうです。
しかし、二千円札の現在のデザインと言われて、思い浮かべられる人は少ないのではないでしょうか?
どうして二千円札はあまり見かけないのでしょうか?
二千円札が生まれた背景
二千円札の登場は2000年
一次情報源を見つけられなかったのですが、Wikipediaによれば、沖縄サミットと西暦2000年をきっかけとして発行されたようです。
第26回主要国首脳会議(沖縄サミット)と西暦2000年(ミレニアム)をきっかけとして、1999年(平成11年)に当時の小渕恵三内閣総理大臣の発案で、2000年(平成12年)7月19日に森内閣の元で発行された。
二千円紙幣
記念紙幣ではない
上記理由を見ると記念紙幣のように思えますが、ほかの一万円札、五千円札、千円札と同様に流通する(はずだった)紙幣です。
二千円札の現行デザインはこちら
何かのときに親戚のおじさんからもらった記憶はあるのですが、残念ながら私の手元には残っていないため、財務省ホームページからお借りしました。
二千円札はなぜ消えたのか?
消えたと表現していますが、実際には現在でも発行されています。
しかし、製造中止となっています。
自動販売機が二千円札への対応が遅れた
多くの自動販売機では、千円札は使えるけれど、二千円札は使えない、という状況で、どこでも使えるわけではありませんでした。
数えられなかった
私も学生の頃、飲み会で幹事に二千円札を渡したのですが、集めた金額が合わない、という話になり、よくよく見てみると、二千円札を千円札として数えていたようでした。
レジでおつりを渡す際にも、二千円札は使いにくかったのか、次第に流通量は減っていき、2003年から製造中止となってしまいました。
二千円札の再興はあるのか?
新紙幣発行で再び話題になった二千円札。
なんとなく、二千円札よりも電子マネーの方が流行ると思います…。
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