吹奏楽の合奏などで、耳だけで合わせていませんか?
耳で聞くのはもちろんですが、目で見ることも大事です。
耳だけではいけないの?
耳で聞くことは当然重要
聴覚の情報で合わせられるものには、次のようなものがあるかと思います。
- 音の高さ(ピッチ)
- 音色
- 強弱
- テンポ
これらのうち、ピッチや音色は耳でしか合わせることができません。
だから、耳を使うことは必須条件です。
耳で合わせることの弱点
耳で合わせるということは、音が出てから合わせるということです。
つまり、音を聞いてから微調整するまでの間は、ピッチがそろっていない状態になります。
音が出る前に合わせるには?
強弱やテンポなどは、目を使えば、音が出る前に合わせることができます。
目を使うってどういうこと?
予備動作を見る
音を出す時には必ずその準備のための動作(予備動作)が入ります。
管楽器であればブレスをとるとか、打楽器であれば振り上げるとか、そういったものです。
もしブレスの取り方や腕の振り上げがゆっくりであれば、次に出てくる音は柔らかく、テンポも少し緩むかもしれませんし、たくさんブレスをとったり振り上げが大きかったりすれば、次に出てくる音は大きくなるでしょう。
どんな音が出てくるかの予想は、はじめは難しいかもしれませんが、見ることを癖づけておけば、次第にわかるようになってきます。
どんな雰囲気で演奏しているか見る
ある程度のレベルに達すると、自分の演奏したい音楽を表現するように、体が勝手に動き出します(笑。でもホントです)
周りで演奏している人を見て、こんな音楽を作ろうとしているんだな、というのがわかるようになれば、見られている方も、見ている方も、なかなかのレベルに達していると言えます。
私が心がけていること
社会人で吹奏楽を続けていると、日によって出席者が変わり、バンドのバランスも変わってきます。
私は合奏が始まるとすぐに、周りを見回して、その日の顔ぶれを確認します。
「今日は中低音の人数が少ないから音量出しめにしよう」とか、「今日はトロンボーンにあの人がいるから、こんな吹き方をしたら意図をくんでくれそう」など、バンド全体としてレベルの高いサウンドになるように、自分ができることを考えます。
そうすることで、人数がそろっていなくても、ある程度は音楽になります。
まとめ
趣味でやっているからと思うと、自分の好きなように演奏してしまいがち。
でも、せっかく仲間と一緒に演奏しているんだから、周りを意識して演奏したいよね。
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