私はかれこれ14年間吹奏楽部、あるいは吹奏楽団というものに所属してきました。
もともと好きでやっているので、大抵のことは苦にならないのですが、高校時代の部活動は大変でした。
今回は、何が大変だったか、なぜ私が吹奏楽部を続けたのかについて書いていきます。
吹奏楽部でつらかったこと
受け持つ楽器がかわった
私は中学校から吹奏楽を始めましたが、中学3年間はユーフォニアムを担当していました。
高校でも同じ楽器を続けるつもりでしたが、希望者が多くいたため、ユーフォニアムはほかの希望者に譲り、私はホルンに転向することにしました。
3年間続けてきて思い入れもあったため、楽器を変わるのはとてもつらかったです。
なかなか上達しない
ホルンはギネスブックに載るだけのことはあって、ユーフォニアムとは比べものにならないくらい吹きづらかったです。
中学まではすらすら吹けていたのに、全然吹けなくなり、思い通りに曲を表現できない自分にもどかしさを感じていました。
人間関係の雲行きが怪しい時期があった
仲の良い友人は中学時代と同じ楽器を高校でも受け持つこととなり、コンクールメンバーに選ばれました。
ある朝、彼の様子が変わり、私に冷たく当たるようになりました。
何もしていないはずなのに翌朝会って何事かと思いました。
実は彼は、親御さんから「勉強のために部活をやめなさい」と言われていたようなのです。
これは私の推測ですが、彼はそのはけ口として私に当たっていたのではないかと思います。
いつまで続くのかと心配していましたが、数週間で自然ともとの関係に戻りました。
もしこれがもっと長く続いていたら、私も部活を続けていたかどうかわかりません。
休みがない
硬式野球部に次いで練習時間が長いのが吹奏楽部でした。
なんちゃって進学校だったので、試験前や試験期間中は部活が休みでしたが、それ以外の時期は年末年始やお盆を除き、毎日練習でした。
吹奏楽以外にやれることがほぼない状態でした。
帰りは終電
私は田舎に住んでいたので、終電といっても9時台です。
練習時間が長い時期(といっても1年の半分くらい)は毎日終電で帰っていました。
勉強との両立が大変だった
先ほど言ったようになんちゃって進学校だったので、授業はそこそこのスピードで進んでいきます。
終電で帰っても予習してから寝るという生活で、睡眠時間は4時間半程度だったと思います。(授業中はいつの間にか目が閉じていました)
なぜ吹奏楽部を続けたか
人間関係に悩んだり、勉強との両立が大変だったりと、様々な困難があったわけですが、結局私は3年間部活動を続けました。
続けなさいと教え込まれてきたから
- 継続は力なり
- 何かに打ち込んだ人は、最後の追い上げで伸びる
こんなことを言われ続けてきたため、吹奏楽部を辞めるという選択肢はありませんでした。
実際、時間はかかりましたが私はホルンが上達したし、高校3年夏の部活引退後にテストの点数が上がりました。
音楽が好きだから
一番は「音楽が好きだから」の一言に尽きます。
やっていてつまらないものは、続ける意味が見いだせないし、苦痛でしょう。
相談してみましょう
吹奏楽部はつらいことも多いですが、仲間と音楽を作り上げる楽しさは大きいです。
結果的にどんな困難も私の糧になっており、私は部活を続けて良かったと思っています。
しかし、部活を続けることが他の人にとっても正解とは限りません。
苦しいことがあったら、信頼できる人に相談してみましょう。
コメント