私がホルンを始めたのは高校の吹奏楽部でした。
今回は、ホルン歴11年の私が、ホルンの魅力について書いていきます。
ホルンってどんな楽器なの?
一般的にホルンと呼ばれる楽器は、正確にはフレンチホルンというものです。
見た目はカタツムリみたいな形をしています。
真横から見たときの丸いシルエットが美しいため、様々な場所でロゴマークなどに使われています。
ホルンはHornと書かれ、英語の角笛を意味します。
もともとは狩猟のときに使われていて、後方の仲間に合図を出す際に使用されたといわれています。
ギネスブックには、「世界一難しい金管楽器」として掲載されています。
どんな音がするの?
吹奏楽でよく言われるのは、霞がかかったような音、柔らかい音といったものです。
音が出る部分が後ろを向いているため、聴衆は壁で反射した音を聞くことになり、その結果として角(かど)が取れた音色になります。
一方、ホルンが勇ましく目立つ場面では、よく「吠える」という表現がされます。
音色にバリエーションがあるのが特徴ともいえ、これがホルンの難しさの一つでもあります。
ホルンの役割
多くの場合、ホルンは4-5人で4パートに分かれて和音を作ります。
マーチ(行進曲)では裏打ちを担当することが多いです。
また、編成によって、役割が変わってきます。
吹奏楽におけるホルン
ほかの楽器と一緒にメロディを吹いたり、対旋律を奏でたりすることもあります。
様々な楽器と同じ動きをし、金管楽器と木管楽器の音色をブレンドする界面活性剤のような役割を果たします。
オーケストラのホルンと比べると、混ぜる系の音色であることが多いです。
オーケストラにおけるホルン
オーケストラでは金管楽器が休憩することが多いのですが、ホルンは弦楽器とともにメロディを奏でることがよくあります。
また、ホルン全員でほかの楽器とは異なる動きをすることもあります。
そのため吹奏楽のホルンと比べると、存在感のある太い音であることが多いです。
まとめ
柔らかい音から勇ましい音まで出すことができるこの楽器は、ギネスブックにも掲載されています。
ホルンは吹奏楽にもオーケストラにも欠かせない存在です。
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