演奏効果でホルンにたびたび求められるのがグリッサンドです。
やっぱりホルンのグリッサンドはかっこいいですよね。
今回は、グリッサンドを吹くコツを紹介します。
そもそもグリッサンドとは?
手元の音楽用語辞典(ドレミ楽譜出版社)によれば、グリッサンドは「2音間をすべるように急速に音階奏法すること」とあります。
つまり音階を吹けということですが、まじめに音階を演奏する必要はないと思います。
2つの音の間にいくつか音を入れれば、音階を全部吹かなくてもそれらしく聞こえます。
グリッサンドを吹くコツ
始めと終わりの音を確認する
グリッサンドはあくまでも演奏効果を追加するものです。
まずは、グリッサンドなしで音が出せるか確認しましょう。
上昇グリッサンドの場合はしっかり息を吹き込む
上昇グリッサンドの場合は、上の音に向かってしっかりと息を吹き込む必要があります。
イメージでは「ha-fu!」みたいな感じです。
リップスラーで上昇するときの感覚です。
私の感覚では、2つの音を単純にスラーで演奏するよりも楽だと思います。
3番管から適当にレバーを動かす
場合によりますが、はじめの音を吹いた後、3番管から1番管に向かって順に滑らかにレバーを動かして、最後は到達地点の運指にすると、グリッサンドらしく聞こえやすいと思います。
管が長いほど間に音が入りやすいので、3番管を使うのがお勧めです。
始めの音ですでに3番管を使用している場合は、そのまま2番管や1番管に移って構いません。
期間限定で講座の一部を公開!
期間限定で、ホルン上達講座のグリッサンドの動画を公開しています。
グリッサンドが印象的な曲
有名どころだと、真島俊夫編曲の宝島でしょうか。
アフリカンシンフォニーも有名ですね。
私が演奏した中で最も音程が広いグリッサンドは、矢代秋雄の交響曲に出てきたDの2オクターブグリッサンドです。
ちなみに、私はCからHigh Cへの1オクターブグリッサンドがお気に入りです。
このグリッサンドをやるときは、F管でCを吹いてグリッサンドして、最後はB管の開放でHigh Cを吹いています。
コメント