2020年10月に行われたポケモンソード・シールドのインターネット大会「バトルレジェンド」に、はがね統一パーティで挑みました。
使用したパーティや調整を載せます。
バトルレジェンドのルール
伝説、幻のポケモンが1匹まで使用可能なダブルバトルです。
パーティを構成するポケモン
ザシアン
個体情報
努力値:H4-A236-B20-C0-D28-S220(ASベース)
性格補正:ようき
特性:ふとうのけん
持ち物:くちたけん
技:きょじゅうざん/じゃれつく/インファイト/ソーラーブレード
解説
このパーティの伝説枠。
最速ドラパルトを抜くために性格は「ようき」。
Sは最速ドラパルト抜き抜きに調整。
AはH4振りダイマックスドリュウズをA+1のインファイトで確定1発となるように調整。
ダウンロード対策を含め、残りの努力値を耐久に割り当て。
特性は1種類のみなので選択の余地なし。
持ち物も、変更してしまうとはがねタイプでなくなってしまうため、選択の余地なし。
タイプ一致のはがね技として「きょじゅうざん」を採用。
タイプ一致のフェアリー技として「じゃれつく」を採用。
ガオガエン(乱数1発)やダイマックスドリュウズ(確定1発)を意識して「インファイト」を採用。
水ポケモンを意識して「ソーラーブレード」を採用(後述のクレッフィと組ませる)
ドリュウズ
個体情報
努力値:H0-A252-B4-C0-D0-S252(AS全振り)
性格補正:ようき
特性:かたやぶり
持ち物:こだわりスカーフ
技:じしん/がんせきふうじ/10まんばりき/いわなだれ
解説
はがねタイプの弱点であるほのおタイプへ奇襲をかけたり、がんせきふうじで味方のサポートをしたりする。
特に調整先もなかったので、努力値はASに全振り。
スカーフ込みで最速ドラパルトを抜くために、性格は「ようき」。
ついでに最速ザシアンよりも速い。
特性は、クリアボディを無視して岩石封じでSを下げられる「かたやぶり」を選択。
持ち物は役割的に「こだわりスカーフ」で確定。
相手ポケモン複数体にダメージを与えられるタイプ一致わざとして、また弱点保険の起動のために「じしん」を採用。
相手ポケモンの素早さを下げて味方(主にジュラルドン)をサポートするために「がんせきふうじ」を採用。
相手単体にダメージを与えるタイプ一致技として、「10まんばりき」を採用。
「このゆびとまれ」などでリザードンに岩石封じが当てられないことを考慮し、「いわなだれ」を採用。
クレッフィ
個体情報
努力値:H196-A0-B228-C0-D84-S0(HBベース)
性格補正:ずぶとい
特性:いたずらごころ
持ち物:せいれいプレート
技:あまごい/しんぴのまもり/マジカルシャイン/にほんばれ
解説
はがねタイプの弱点を補う。
努力値は、A特化ハチマキ一撃ウーラオスの暗黒強打を確定耐えするようにHとBを調整し、残りをDへ。
同じ理由で性格は「ずぶとい」。
サポートが主な役割なので、特性は「いたずらごころ」。
マジカルシャインのダブルダメージでASハチマキ一撃ウーラオスを確定1発とするために、持ち物は「せいれいプレート」を選択。
はがねタイプの弱点である炎技を半減する(実質等倍で受ける)ために「あまごい」を採用。
「キノコのほうし」や「おにび」対策として「しんぴのまもり」を採用。
はがねタイプの弱点である格闘タイプへの打点として「マジカルシャイン」を採用。
雨パーティ相手にもザシアンの素早さを生かすため、「にほんばれ」を採用。
ジュラルドン
個体情報
努力値:H0-A0-B0-C212-D60-S236(CSベース)
性格補正:おくびょう
特性:すじがねいり
持ち物:じゃくてんほけん
キョダイマックス:しない
技:ラスターカノン/りゅうせいぐん/かみなり/あくのはどう
解説
このパーティの特殊エース。
Sのランクが1段階下降した最速ドラパルトを抜くために性格は「おくびょう」。
Sは、Sのランクが1段階下降した最速ドラパルト抜きに調整。
準速95族抜きにしているため、見た目に反していろんなポケモンより速い。
Cはドリュウズの岩石封じ後流星群でASドラパルトが確定1発となるように調整。
残りの努力値を申し訳程度にDへ。
特性は、「このゆびとまれ」や避雷針などを無視できる「すじがねいり」を選択。
サマヨールにトリックルームを展開される前に倒すべく、持ち物は「じゃくてんほけん」を選択。
「キョダイゲンスイ」でPP切れに追い込めるようなパーティではなく、「ダイドラグーン」で相手のAを下げる方がいいと判断して、キョダイマックスしない個体を使用。
タイプ一致の鋼技として「ラスターカノン」を採用。
タイプ一致のドラゴン技として「りゅうせいぐん」を採用。
リザードンやアーマーガアへの打点として「かみなり」を採用。
トリックルームを展開される前にサマヨールを倒すため、ダイアークになる「あくのはどう」を採用。
ギルガルド
個体情報
努力値:H252-A4-B0-C0-D-252-S0(HD全振り)
性格補正:れいせい
特性:バトルスイッチ
持ち物:のろいのおふだ
技:キングシールド/かげうち/シャドーボール/ワイドガード
解説
はがねタイプの弱点である格闘技をすかしたり、はがねタイプが苦手とする特殊受けの役割を担ったりする。
特殊受けの役割を遂行するべく、HDに全振り。
不一致抜群とかならブレードフォルムで耐えることも。
性格は、後攻でシャドーボールを打つために「れいせい」。
特性は1種類のみなので選択の余地なし。
火力不足に悩むことが多かったので、持ち物は「のろいのおふだ」を選択。
シールドフォルムになるための「キングシールド」は必須。
アタッカーが倒しきれなかったポケモンを倒すために「かげうち」を採用。
威嚇や火傷の影響を気にせずに攻撃できるよう、特殊技である「シャドーボール」を採用。
「ねっぷう」や「じしん」を意識して、「ワイドガード」を採用。
トゲデマル
個体情報
努力値:H252-A0-B4-C0-D0-S252(HS全振り)
性格補正:ようき
特性:ひらいしん
持ち物:ふうせん
技:ねこだまし/エレキネット/てだすけ/とんぼがえり
解説
このパーティのマスコット兼サポート役。
「ねこだまし」を成功させたいので、Sに全振り。
特に理由はない(あったかもしれないけど覚えてない)けれどHに全振り。
なるべく多くの相手を抜くために性格は「ようき」。
不意に飛んでくる「でんじは」を吸い寄せるために、特性は「ひらいしん」を選択。
ここまでご覧の通り地面タイプの一貫性があるので、持ち物を「ふうせん」にしてトゲデマルに交代することで、相手の「ダイアース」を一度かわせる可能性を作る。
ダブルバトルではおなじみの「ねこだまし」を採用。(鋼タイプで覚えるのはトゲデマル、ニャース(ガラル)、ニャイキングの3体だけ)
「このゆびとまれ」などを使われた場合も相手ポケモンの素早さを下げられるよう「エレキネット」を採用。
ちょっと火力が足りないときのために「てだすけ」を採用。
相手にダメージを与えつつ、再度「ねこだまし」を狙える「とんぼがえり」を採用。
基本戦術
ドリュウズとジュラルドンを並べて先発。
トゲキッスやイェッサンなどで「このゆびとまれ」を使いつつトリックルームを貼ろうとしてくる相手には、ドリュウズの「じしん」で相手の気合の襷をつぶしながらダイマックスしたジュラルドンの弱点保険を発動し、トリックルームを使わせずに倒すのが勝ちパターンです。
この大会の45戦中は1度もトリックルームは使わせませんでした。(それにこだわりすぎて負けた勝負もありますが…)
素早さの高いポケモンが相手の場合は、ドリュウズの「がんせきふうじ」で相手の素早さを下げ、ジュラルドンでダメージを稼ぎに行くのが基本です。
第8世代は素早さの変化がそのターンの行動順に影響するので、ダブルバトルでは相手や味方の素早さを操作できる技が重要です。
控えのザシアンは固定で、有利な相手に繰り出して圧力をかけます。
残りの1匹は基本的にギルガルドを選出。
「ワイドガード」で相手の地震や熱風などの範囲技を防いだり、アタッカーでわずかに倒せなかった相手ポケモンを「かげうち」で倒したりと、攻守の要となります。
また、「キングシールド」を読んで攻撃されないことも多いので、連続して「シャドーボール」を打つことも可能。
仮に読み間違えても、特殊技であればある程度耐えてくれるので、強気に攻撃技を選べます。
あとは、相手がエルフーンやファイアローで「おいかぜ」を展開しようとするならトゲデマルの「ねこだまし」で止めながらドリュウズの「がんせきふうじ」などで倒したり、天候で素早さを上げてこようとするなら、クレッフィで天候を奪ったりと、基本的には相手に素早さを上げさせない立ち回りを意識します。
使用感
戦績
戦績は24勝21敗、勝率53%でした。
最終レートは1535で、3702位でした。
よかったところ
ポリゴン2が入ったパーティと当たることもなく、トリックルームパーティに対する勝率はほぼ100%でした。
特性「すじがねいり」のおかげで読みを当てる必要性が少ないジュラルドンも使いやすかったです。
クレッフィの「しんぴのまもり」やジュラルドンの「ダイサンダー」などで眠りを拒否できるのも強みです。
使いにくかったところ
雨パーティを意識して日本晴れソーラーブレードを採用しましたが、そもそも雨パーティと当たることがほとんどなく、当たったとしても決まることはありませんでした。(雨パーティではないところで一度だけ成功するという…)
炎タイプへの有効打がドリュウズしかないので、コータス入りの晴れパーティなど、相手に2体以上炎タイプのポケモン(ホワイトキュレム含む)がいる場合はほぼ100%負けました。
物理、特殊アタッカーが実質一体ずつだったことも、アタッカーに過剰な負荷がかかる原因となっていたように思います。
また、「まもる」系の技がキングシールド1つだけという、ダブルバトル用とは思えない技構成になってしまったことも、行動の選択肢を減らす要因になってしまったように思います。(「まもる」読みを相手がしてくれればありがたかったんですが…)
ということで、特殊炎タイプに強そうな、エンペルトが帰ってきてくれることを期待します。(そうしたらゴウカザルも帰ってくるんだろうな…)
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