吹奏楽でホルンをやっていく上で必ず通る道、それが裏打ちです。
そして大概、裏打ちが遅れていき、行進できない行進曲が出来上がります…。
今回は、裏打ちが遅れる原因と、練習方法を考えていきます。
裏打ちが遅れる原因は?
待ちすぎている
裏打ちに限らず、休符で待ちすぎるパターンです。
休符のある楽譜で遅れると、指導者は真っ先にこんなことを言いますよね。
ウラ拍の感覚をつかむ必要があります。
聞いて合わせている
オモテ拍を担当する低音楽器やバスドラム、そして一緒にウラ拍を担当するスネアドラムを聞きすぎているパターンです。
これらの楽器との距離によっては、音を聞いて演奏していると、どんどんずれていくことになります。
体の中にテンポ感を持つ、あるいは指揮を見るということが必要です。
そもそもタンギングが上手くいっていない
音を出そうと思ったタイミングで鳴りきっていないパターンです。
部活動のホルンで一番多い原因はこれだと思います。
タンギングの練習をすることで、他の楽譜にもいい効果が出ます。
裏打ちの練習方法
オモテ拍を埋めて練習
この練習は複数人で行います。
次の2つのグループに分かれます。
- 楽譜通り吹く人
- オモテ拍にもウラ拍と同じ音を入れて8分音符で刻む人
これらの人が交互に並ぶようにします。
そして裏打ちの楽譜を練習します。
役割を入れ替えて、同じように練習します。
これにより、拍子の中のウラ拍の感覚が養われます。
メトロノームを使って練習
可能なら、裏打ちの練習をするときはメトロノームを使いましょう。
テンポ感を体にしみこませるとともに、メトロノームの音を聞くのではなく、メトロノームを見てテンポを合わせるようにしましょう。
タンギングを練習
タンギングを練習と言っていますが、大事なのは息の使い方です。
初速を意識しましょう。
まとめ
ホルンを演奏してきた中で感じた、裏打ちが遅れてしまう原因と、裏打ちの練習方法を挙げてみました。
裏打ちがバシッとはまったときのマーチは気持ちいいですよ!
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