練習場所が変わったり、本番会場に行ったりして、なかなか調子が出ないことはありませんか?
もしかするとそれは座り方のせいかもしれません。
そんなことを思い出す出来事があったので、紹介します。
合奏になると調子が出ない
新型コロナウイルスの活動自粛期間が明けて、久しぶりに練習場所に行ったときのこと。
音出しの間はそこそこ調子が良かったのに、合奏になると音が貧弱になったように感じていました。
それを補おうとすると、すぐにバテてしまいます。
こんなはずじゃないのに。。。
深く座りすぎている?
その後数回の練習も同じような感じでした。
しばらく練習すれば戻るだろうと考えていましたが、なかなか改善されません。
そんなある日、久々に練習に参加したサックス奏者がいました。
とてもいい音が出ていたのでその様子を観察していると、楽器を吹くときに椅子の半分より前のほうに座っていることに気づきました。
私はどうかと言えば、室内にいる時間が増えて体力も落ちたのか、椅子のだいぶ後ろの方にゆったりと座っていました。
そういえば、私が数年前まで所属していた楽団にも、音を張る場面では前のほうに座り直すバストロの先輩がいたな…。
座り方を変えて吹きやすくなった!
早速、椅子に浅く座って演奏してみたところ、明らかに音の出しやすさが違います。
また、音量を大きくしたり、高い音を出したりしても、音を維持できます。
座り方が悪いといい音が出ない
私は、音出しなど個人で練習する場合は立って楽器を吹いています。
一方、合奏中は椅子に座っているため、その座り方が悪いせいで、合奏になると調子が落ちていました。
実は、管楽器を吹くときには、普段意識しないような体の様々な筋肉を使っています。
どのあたりの筋肉を使っているのか実感するのは難しいですが、慣れない運動をして筋肉痛になった日に楽器を吹くとわかります(高校生くらいまではあまり実感できないかも)。
そして、座り方が悪いとその筋肉を十分に使えず、立って演奏しているときと比べて音が出にくいと感じることになります。
どんな座り方をすれば良いか
スタンドプレイがある曲で、「すぐに立ち上がれる状態で座りなさい」と言われたことはないでしょうか?
そのときの座り方の感覚です。
これは特に、いつもと違う練習場所や本番会場などで有効です。
座り方を少し気にすれば、場所が変わっても、普段の安定した音が出せるようになるでしょう。
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